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索のパラシュート
索の先端には、3−17図のようなパラシュートをとりつける。これは、曳航索の落下速度を小さくするためのものと、落下する索の張力が急にゆるむ際にできるキンクや他の個所に巻き込む危険を防ぐためである。キンクは、索切れの原因になりやすい。
ウインチの運転になれ、パラシュートの大きさを調節すると、落下速度よりも速く巻き取ることができる。そうすれば、横風で風下に流されて場外に出そうになるパラシュートを、3−18図のパラセールのように流れて落ちかかったかさを再び浮き上がらせて巻きとり、障害物を飛びこすこともできるようになる。
なお、パラシュートは、地面を引きずるためにいたむのであるから、この方法でウインチ近くまで空中を浮かせてくれば、消耗も少なくなる。

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